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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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AARCの展示場でPB840(サイト左下)の最新機能であるPAV+の説明を受けてきました
基本的なことしか言ってませんでしたが、それについて2回に分けて書きます。
マニアックな雰囲気がありますが、世界一わかりやすく書きますので読み飛ばさないで下さいね。

PAVとは Proportional Assist Ventilationです。まぁ、自発呼吸を助けるという点でPSに近いモードの一つなんですが・・なんのこっちゃですよね。
Proportionalとは比例的なという意味です。ここでは患者さんの呼吸仕事量にあわせて人工呼吸器が助けますよってことです。

ちょっと待ったぁ。ここでちょっとややこしい言葉。
呼吸仕事量ってなんだぁ??」
PAVを理解するのにちょっと大事です。しかもPAV以外にもかなり役立つ☆
ほんとはややこしい式があるのですが、そんなもんは無視しましょう。
なんか数学なんてしんどいし~

大事なのは4つ。Vt (一回換気量)、Flow、コンプライアンス、レジスタンス。
これもがんばって暗記するのはやめ。体感すればすぐわかります。

では、まず息を止めて~。
できるだけ多く吸ってみて~。吐いて~。
次はその3分の1の量を吸ってみて~。吐いて~。
どちらがしんどかったですか?
しんどい方が仕事量が大きいってことですね。
これがVt(一回換気量)との関係。
Vtがあがれば仕事量もあがる。

Flowも同じ。できるだけ多く吸うを速く吸うに変えるだけ。

次はコンプライアンス(膨らみやすさ)。
固い風船とやわらかい風船。どちらがふくらますのしんどいですか?
しんどいのが仕事量大きいほうです。つまり風船が固くなると(肺が固くなると)仕事量もあがるってことです。

んで、レジスタンス(気道抵抗)
あっ、これ一度ブログに書いたかな。これはマックシェイクを飲むときに極細ストローと普通のストローを使ってみたらわかります。極細ストローは吸いにくい。この吸いにくさがレジスタンス。つまり痰とかスパズムとかで気道が細くなると吸いにくくなるよってこと(仕事量UP)。

そうそう、呼吸仕事量についてわかると新しい観察ポイントができるんですよ

みなさん、呼吸補助筋(胸鎖乳突筋など)をつかってメッチャがんばって呼吸をしている患者さんを見たことありますか?なんであのようになるのでしょう?

そうです。その多くが呼吸仕事量が上がっているということです。呼吸仕事量がわかるとPAV+がわかるだけでなく、毎日のフィジカルアセスメントにも役立ちますよねあ~、この患者さんは肺が固くなってこうなっているな~とか、スパズムでこうなっているな~とか。

では、今回はPAV+を理解するために必要な「呼吸仕事量について」でした。上の説明でわかりにくいところはもっとかみ砕きますのでお気軽に
近いうちにPAV+の特徴について書きます。

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