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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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DS予測・・・

ニンテンドーDS・・・人工呼吸のソフトを買って以来、実は少し楽しんでいます。
結構学べる系のソフトが多いんですね~

今回はDSでも違うDSです。死腔(dead space: DS)の方です。

みなさん、人工呼吸中の患者さんにEtCO2(エンドタイダルCO2)は測定されていますか

値がPaCO2とずれることがよくあるから測定していない

実はこういった声はよくあります。
これは結構もったいないです。

まずは、ずれるのは当然と思ってCO2の波形をアセスメントしましょう。
CO2波形に情報はたくさんあります。
でも波形についてはまた別の機会にして・・・。

そもそもなんで値がずれるのでしょう?
臨床的には二つの原因が挙げられます。
一つは、ちゃんと呼気がはけていなくてCO2波形がきちんと出ていない(波形がプラトーになっていない)。これは見てわかります。

あと一つ、それは・・・死腔の増加です。
肺の状態が悪くなると生理学的死腔が増加します。
つまりガス交換されない部分が増える。それでEtCO2は低くでてしまうのですね。

ということは、逆に波形がちゃんとでているのにPaCO2とEtCO2の値に差がある場合は、死腔が多いということが一つのアセスメントになるということになります。

ちなみにこういった研究は1980年代後半によくされているようです。一つ代表として乗せておきますね。

<参考文献>
Yamanaka MK, Sue DY. Comparison of arterial-end-tidal PCO2 difference and dead space/tidal volume ratio in respiratory failure. Chest. 1987 Nov;92(5):832-5


コメント

自分の所ではETCO2を必ずベンチレーター使用者には、装着するようにしていますが肺の状態が悪い方はほとんどといっていいほど、血ガスのPaCO2の値とズレが結構大きく生じていたのですがそういった理由があったのですね。
自分の中では分泌物貯留による肺胞虚脱によりシャントが生じているものだと考えていたのですが、死腔が原因なのですね。どういった機序なのでしょうか?

Re: タイトルなし

>ポパイさん
シャントも症例によっては影響しますが、正確には死腔です。メカニズムとしてはガス交換されずにCO2が0のままの分とガス交換されてCO2が高いガスがまざると呼気ガスとしてのCO2は低くなりますね?それによってPaCO2との差が生じます。波形がプラトーになっていることが前提です。

文献にはなくても、私が実際の臨床データ上(chest compression)で示している理由があるっしょ!少なくても2種類ではなく、3種類になるぞ。ce networkの専用掲示板にも載せてあるしぃ・・・・。
しっかりせぇよ りょうちゃん!

Re: タイトルなし

>ももたろ・うさん
大先輩のももたろ・うさんにコメントいただいて恐縮です。また先日は資料をありがとうございました。おっしゃるとおりです。実はce networkの記事もすでに拝見しており、迷いましたが、今回は割愛しました。というのはまだ一部の人にしか知られていない人の(しかも大先輩の)データを自分の発見のようにネットに示すのは個人的に少し抵抗があったためです。rise upに関してstudyもされているようですので学会発表等も楽しみにしています。今後もご教授を頂くかと思いますが、よろしくお願い致します。

なるほど、ありがとうございました。ももたろ・うさんの専用掲示板も見させて頂きました。正直、自分には難しいです・・・

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