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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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「あ~、このARDSの患者さん、肺固いね~

よく使われる表現です。
私も使います。
でも厳密に言えば間違いなんです。

ARDSの時ってコンプライアンスが低くなりますね。
それって肺胞一つ一つのコンプライアンスが下がるから

「う~ん・・・」

ってとこでイタリアからガティノーニ(Gattinoni)先生の登場です

「チャオそれは・・・・・だからだよ」

なるほど。そうだったんだ

先生によると、ARDSの患者さんの肺は固い・・・というより、空気の入ることのできる肺胞の数が少ない。だからコンプライアンスが下がる

例えば僕らの肺が突然半分潰れてしまったとする
それでも同じ一回換気量を無理にいれればもちろん圧はあがる
ということはコンプライアンスは低く表示される。
でも大丈夫な肺胞一つ一つのコンプライアンスは問題ないよね。

それと同じこと

まとめると肺は固くなっているのではなく、小さくなっている。
研究では5、6歳の子供と同じぐらいになっていた。
だからこの考えはベイビーラングコンセプト(baby lung concept)なんて呼ばれます。

そう考えれば6ml/kgの換気量なら安全とか言えませんね。
換気できるエリアが小さければそこはパンパンに過膨張してるかも。。

<参考文献>
Luciano Gattinoni. The concept of “baby lung”. Intensive Care Med2005 31:776-784


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