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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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近所のインドカレー屋さん
かなりうまい。
インドカレーを食べる時はインドのライスがマッチします。
試しに日本のライスと一緒に食べると・・・マッチしませんでした

さて、呼吸管理でマッチといえば・・・あれですよね~。
今回は5月にあったアマト先生の講義を振り返ります。
ちょっとしたタイムラグは気にしない

以前に書いたアマト先生の記事では「吸気圧が一番生存率に関連性が高い」でしたね。
え~、記憶にございません・・って方はこちらへ。


他にもあった興味深いポイント。それは・・・・。

みなさん聴診ってされてますよね

人工呼吸管理中の患者さんの音ってどうですか?
どうしても背側って音が小さいですよね。

聞いてないって人。明日から聞きましょう


ご存知のように人工呼吸中はどうしても胸部側(仰臥位時)へ換気がいきやすい。
私も背側の音が小さいってのは当然と思っていました。

アマト先生はEIT(ベッドサイドで肺の断面像が見れる機械)を使って換気の状態を調べました。


ARDS net のプロトコールを使って換気すると・・・
予想通り。背側には換気が少ない。
もちろん不均等換気になりますね。

でも
Open lung 法なら・・・
見事に背側が換気されている
換気と血流のバランスも見事にマッチしてます。

これってとてもすごいことです
不均等換気が改善されてガスが良くなるのはもちろん、人工呼吸中の患者さんに多い背側の無気肺が改善されればコンプライアンスも良くなり、一番重要な因子である吸気圧(ΔP)も下げれるのです。

またラフマン先生の教えにもあった
「無気肺の存在→ずり応力→肺障害→MOF」
これも改善されることになります。

すごくないですか

しかもEITを使って誰にでもわかるように画像で示したのがすごい。


ちなみにopen lung法を行っているある施設での症例の聴診音。
胸部側も背側も同じですよ。
背側が小さくなっていない。
誰もが聴診でわかるくらいあきらかなのです。


今回はマッチしているお話でした。
Wikipediaに書かれているEIT情報、アマト先生のopen lungに関しては時間があればまた書いていきますね

コメント

はじめまして。去年からこのブログをよく見ています。
いきなりなんですが、open lung法のことが今ひとつ理解できません。たいしたことじゃないんでしょうが、教えてもらえるとうれしいです。
お願いします。

>ヒロシさん
たいしたことじゃないことはないですよ。
メチャメチャ重要です。
基本のコンセプトはRMで肺を開く、そしてPEEPで肺の開きを維持するです。
その手技自体に、例えばRMの方法やPEEPの求め方などはそれぞれ人によって違いますが、コンセプトは同じです。
無気肺から生じる換気のバランスの差からshare stress(ずり応力)が働き、肺胞が傷つく。それによって炎症反応、血液の流入によるサーファクタントの不活性化などにより肺の状態は悪くなり、さらにsepsisなどの原因にもなります。この辺は文字だけでは相当説明しにくいところです。今、プレゼン資料を作成中です。

無気肺をなくすためにopen lungを行う。それで重症化を防ぐというコンセプトです。

どこがわからないのかわからないためにざっと書きましたが、わからない部分を教えてもらえればもう少し詳細をかけるかもしれません。

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