プロフィール

りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

詳しいプロフィールはこちらで。

ご意見、ご感想はいつでも歓迎です。こちらまでお気軽に。


カテゴリー


最近の記事


最近のコメント


月別アーカイブ


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
突然ですが・・・
生存率と一番関連が強いのは下のうちどれだと思いますか

1、コンプライアンス
2、一回換気量
3、プラトー圧
4、吸気圧

今回の話は日本国内はもちろん世界的にも新しい知見だと思います

数日前にDr.Amato(アマト)の講演会に行ってきました。

Amato先生はブラジルの医師で人工呼吸管理に関して世界的に有名な先生です。


さてさて、選択を見るとどれも生存率と関連が強そうですね~
コンプライアンスなんて肺が固くなっているかの指標ですし、一回換気量もしばらく前に小さな一回換気量でって言ってましたね。
プラトー圧も30cmH2O以下で管理しなれければいけないって言われてるし。
ん?吸気圧過去に話題になったことはないですね~。

Amato先生が過去のデータを使って解析すると
「吸気圧」(講義ではDriving pressure またはΔPと表現)
が一番大きく関連していたようなのです。

先生がどんな風に解析したかというと、例えばコンプライアンスを「悪い」「中ぐらい」「良い」のようにいくつかのグループに分けました

そしてさらにそれぞれのグループを高い吸気圧グループと低い吸気圧グループに分けちゃいました

(ちょっとわかりにくいですが、味も大きさも違う飴玉を「うまい」「まぁまぁ」「まずい」に分けてさらにその後に大きさで二つに分けたイメージ)

そうすると、なんとなんとコンプライアンスに関わらず、高い吸気圧と低い吸気圧のグループでは生存率が違っていたのです

そういったデータ分析を行ってAmato先生が出した答えが
コンプライアンス < 一回換気量 < プラトー圧 < 吸気圧
(右に行く方が関連が強い)
ということでした。

驚きですなんとか吸気圧は低く抑えたいものです。

コメント

コンプライアンス < 一回換気量 < プラトー圧 < 吸気圧の順番ですか?
ということは、吸気圧とプラトー圧をあまり考えていなかった少し前まで成人でのVCV全盛だったのは、患者に不利益を与えたことになりますかね!?

数年前の彼の講演で、大きい一回換気量が危険なのはプラトー圧も高い場合であると言っていたのを思い出しました。
そういう意味でプラトー圧を30cmH20以下に抑えようという考えは、肺保護戦略においてはキーになるコンセプトだとおもいますよね

返事おくれました。

>ともにゃんさん
そうですね。吸気圧とプラトー圧のことを考えなかったとしても、不利益があるという表現は適切かはわかりませんが、少なくてもPCVの方が利点が大きいと言わざるを得ませんね。


>あきみわさん
その研究を実際に読んでみたいので探していたとこです。見つかりませんでしたが・・・笑
でもコンセプトはわかりやすいですね。
2年ほど前のAARCの雑誌でも確か Kacmarekだったと思いますが、VtよりPlatと見るべきと語っていました。

初めてききました
でも、見方をかえてみるとコンプライアンスは重要ではないってことに繋がりますよね?
ただ、吸気圧とEIPが大切ということはコンプライアンスとも関連はありますが。難しいですね。

>ポパイさん
初めて聞くのも不思議ではないと思います。
多分、あの日が日本で初めて話されたことだと思います。
コンプライアンスは他の因子と比べるとそれほど重要ではないってことですね。影響因子ではあります。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

>mameさん
メルアド記載がないのでこちらへ返事しておきます。
完全な定義となるものはないかもしれませんが、PCVにおいては、フロー波形上で吸気フローがゼロにもどっていればプラトー圧という認識でいいでしょう。VCVに関する質問ですが、理屈ではそうかもしれませんが、最高気道内圧は最高気道内圧で吸気圧とは呼ばないのが一般的だと思います。どちらかという最高気道内圧よりもプラトー圧に近いかと思いますが、どちらにしてもこの研究はPCVが前提だったのではないかと個人的には推測しています。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ryourespi.blog69.fc2.com/tb.php/117-0b8fb008


Powered by FC2 Blog
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。