突然ですが・・・
生存率と一番関連が強いのは下のうちどれだと思いますか

1、コンプライアンス
2、一回換気量
3、プラトー圧
4、吸気圧
今回の話は日本国内はもちろん世界的にも新しい知見だと思います

数日前に
Dr.Amato(アマト)の講演会に行ってきました。
Amato先生はブラジルの医師で人工呼吸管理に関して
世界的に有名な先生です。
さてさて、選択を見るとどれも生存率と関連が強そうですね〜
コンプライアンスなんて肺が固くなっているかの指標ですし、
一回換気量もしばらく前に小さな一回換気量で

って言ってましたね。
プラトー圧も30cmH2O以下

で管理しなれければいけないって言われてるし。
ん?
吸気圧
過去に話題になったことはないですね〜。
Amato先生が過去のデータを使って解析すると
「吸気圧」(講義ではDriving pressure またはΔPと表現)
が一番大きく関連していたようなのです。
先生がどんな風に解析したかというと、例えばコンプライアンスを
「悪い」「中ぐらい」「良い」のようにいくつかのグループに分けました

そしてさらにそれぞれのグループを
高い吸気圧グループと低い吸気圧グループに分けちゃいました

(ちょっとわかりにくいですが、味も大きさも違う飴玉を「うまい」「まぁまぁ」「まずい」に分けてさらにその後に大きさで二つに分けたイメージ)
そうすると、なんとなんとコンプライアンスに関わらず、高い吸気圧と低い吸気圧のグループでは生存率が違っていたのです

そういったデータ分析を行ってAmato先生が出した答えが
コンプライアンス < 一回換気量 < プラトー圧 < 吸気圧(右に行く方が関連が強い)
ということでした。
驚きです

なんとか吸気圧は低く抑えたいものです。
ということは、吸気圧とプラトー圧をあまり考えていなかった少し前まで成人でのVCV全盛だったのは、患者に不利益を与えたことになりますかね!?