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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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SIMVは使用しない?

「え?そうなん

一時期話題になっていましたので、知っている方はよく知っていますが、まだまだセミナー等で話すと驚かれるトピックの一つです。

これまでウィーニングでよく使われていたSIMV。
それが全国的にも、世界的にも使用されなくなってきています。


どうして
呼吸器離脱方法をSIMV、PSV、SBT(自発呼吸トライアル)で比較すると、実はSIMVでは、一番時間がかかるという研究がでています。できるだけ早く、人工呼吸器をはずしたいのに、SIMVを用いるとそれだけで離脱が遅れてしまうのですね。

実はこの論文がでたのが1995年です。
SIMVがおもいっきり使われていた時代でしたが、そこから少しずつ注目されていったのだと思います。

そして実は、ガイドラインにも明記されています。
「SIMVをウィーニングに使用することは避けること」

ここまではっきりと書かれていたらやっぱり使用はさけるべきですね。

ちなみにこのガイドラインは、2007年にヨーロッパの雑誌からでていますが、ヨーロッパ呼吸器学会や集中治療学会、アメリカの胸部学会、集中治療学会などが様々な学会が関わって作成されています。


<参考文献>
N Engl J Med. 1995 Feb 9;332(6):345-50
Eur Respir J. 2007 29(5): 1033-56
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先週の石川県のセミナーでは、長崎大学のPTの先生がタバコに関して興味深い話をされていました。

「健康のために軽いタバコにしました」
必ずみなさんの周りにもそういった方はいらっしゃいますよね
私の周りにももちろんいます。

これって正しいのでしょうか

そういったこともやっぱり研究されています。
2004年のタール値と肺がんリスクを調べた研究。

それによると、低タール(7mg以下)でも肺がんのリスクは中間タールや高タールと変わらないのです。
いや、むしろ、有意差はないですが、少し高い傾向にあります。
秘密はフィルターにあるようです。
フィルターの詳細が、気になる方はAll aboutの記事がわかりやすいです。


あと、タバコといえば当院の救急の先生がいつも話しているネタがあります。特に女性の方は要チェックです。

双子の22歳の女性がいて、一方は喫煙者、もう一方は非喫煙者。
40歳になるころには、双子なのにこんなに肌に違いができます。
「双子比較」
これにはびっくりしました
Googoleで「twins smoker」で検索するとこういった写真がいくつかでてきます。
タバコは肌の大敵のようです。
フィルターには興味ないけど(笑)、肌には興味ある方はこちらの記事が参考になります。

<参考文献>
BMJ. 2004; 328(7431):72


今週末は故郷の石川県での講演でした
帰国して初めての石川県での講演で、故郷に少しでも貢献できてうれしかったです招いてくださった石川県臨床工学技士会の方々、ありがとうございました。

さて、前回の続き・・・
「そういえば低体温中の酸素消費量または、CO2産生量はどのくらい下がるのだろう

前回のトレンドをみてて気になりました。

一応、論文を検索してみると・・・・
あれれ・・・明確な数値が見つからなかったです。
(論文を見つけた人、教えてください)

とりあえず、ネットの資料と過去のセミナーの資料をみると・・
(信用性は不明)
・1℃下がるごとに酸素代謝は6%下がる。
・30℃で酸素消費は50%下がる。
・O2消費量とCO2産生量は同等に変化する。

ん~、結論はつけがたいなぁ。

とりあえず、今回は33℃で約50%の減少でした。
こうやってデータを集めていくしかないかなぁ。

最後に、余談ですが、VCO2の読み方、本当はVの上に黒点がはいり、VドットCO2と読むのが正確だと思います・・・が、前回の呼吸療法医学会でVCO2の講義があり、そのアメリカ人の講師はVドットCO2ではなく、VCO2と発音していました。逆にVドットCO2というと通じなかったです。むむ・・英語ではドットなしが一般的??

「お~、予想通りのグラフがでている
当院の医師とV500のトレンドを見て喜びました

まだ少ないですが、稀に蘇生後で低体温療法を行う場合があります。

ちょうど医師にV500の特徴を説明中で、いろんなパラメータがあってCO2産生量もみれるという説明をしていると・・・

医師「ちょうど復温中だからその変化もみれる

お~、それはおもしろいかも、と思ってトレンドでみると、見事に復温に伴ってVCO2(CO2産生量)が上昇しているグラフがでてきました。

V500(Evita XLも可能)ではVCO2が見れます。
V500はEtCO2が測定できるので、それから一分間当たりのCO2排出量がわかります。
PaCO2が変化ない状態であれば、CO2排出量=CO2産生量となります。

VCO2はCO2排出量と表現されていたり、CO2産生量と表現されていたりしていますが、上記の仮定で両方の意味があるようです。

ぜひ低体温を行う際には、VCO2のトレンド変化も見てみてください。
いい感じに変化のグラフがみれます。
(低体温中の呼吸生理はこちらを参照)

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