「え?そうなん

」
一時期話題になっていましたので、知っている方はよく知っていますが、まだまだセミナー等で話すと驚かれるトピックの一つです。
これまでウィーニングでよく使われていたSIMV。
それが全国的にも、世界的にも使用されなくなってきています。
どうして

呼吸器離脱方法をSIMV、PSV、SBT(自発呼吸トライアル)で比較すると、実はSIMVでは、一番時間がかかるという研究がでています。できるだけ早く、人工呼吸器をはずしたいのに、SIMVを用いるとそれだけで離脱が遅れてしまうのですね。
実はこの論文がでたのが1995年です。
SIMVがおもいっきり使われていた時代でしたが、そこから少しずつ注目されていったのだと思います。
そして実は、ガイドラインにも明記されています。
「SIMVをウィーニングに使用することは避けること」ここまではっきりと書かれていたらやっぱり使用はさけるべきですね。
ちなみにこのガイドラインは、2007年にヨーロッパの雑誌からでていますが、ヨーロッパ呼吸器学会や集中治療学会、アメリカの胸部学会、集中治療学会などが様々な学会が関わって作成されています。
<参考文献>
N Engl J Med. 1995 Feb 9;332(6):345-50
Eur Respir J. 2007 29(5): 1033-56
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