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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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「ぶるっ~」ロサンゼルスでも冬は寒いです
鼻をかみすぎて赤くなってきています。
ということで思い出したブログネタはネーザルカニューラです。

さて、ある医師からの質問。
非再呼吸マスク(高濃度酸素を供給できる器具)で管理中の患者さんがいるんだけどさぁ、食事したいって言うし、マスク自体もどうも気にいらないみたいなんだけど、何かいい方法ある


さてどうしよう4択です。
1、我慢してもらう。
2、マスクをはずしSPO2が下がる前に早食い。
3、ネーザルカニューラ30L/min
4、ハイフローネーザルカニューラ

3を選ぶと鼻がメチャメチャ痛くなります
ここは4を選んでみましょう。

で、何これ

これはネーザルカニューレのシステムに加温加湿を加えて、ハイフロー(30L/min程度)を供給できるようにしたシステムです。

AuinOxVapothermなんて製品があります。他にもいくつかあるみたいですね。
(日本に今のところはない・・・はずです。)

この二つ、見た目は随分違いますが、結局は加温加湿したいだけです。

通常のネーザルカニューラをたくさん流すと鼻が痛くなるのは空気がカラカラだからなんですね。

このハイフローのシステムでは痛くありません。なんせ自分で試しましたので。

そしてさすがにこれだけのフローを鼻に流すと少しPEEPもかかるようですね。


さて使い道なんですが・・・
上の例のように食事したい時、マスクの受け入れが悪い時、非再呼吸マスクの代わりに。
あとは、BiPAPにいく前に試したり、まれにですがBiPAPの時よりもうまくいったなんてのも聞きます。

専門外になるのですが、新生児や小児分野ではより重宝されているようです。
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AARC学会の時にふとMaquet (Servoの会社) のブースに行くと、Helioxを使えるServo iがでてるとのことでした

Helioxってなんじゃらほい?と思った方はまず「Helioxってなんじゃらほい?」
(2番目の記事)

人工呼吸中のHeliox・・・・
効果あるのかな。。

そういえばこの前あった「日本呼吸療法医学会学術集会」で
Duke大学のRTがこれについて話しています。
アメリカにいたので参加できていませんが・・。

これとは別に去年のAARC学会でディベートらしき発表(?)があったので調べてみました。

まず、Heliox中だとMDIの薬が肺によくいきわたるようですね。

ヘリウムは軽いから「するぅ~」といっちゃうんですね。
でも臨床上の差はなかったという研究もありますね。

あと、効果があるかもと思ったいたのが喘息やCOPD。
ヘリウムは空気よりも軽く吸いやすいから「はぁ、はぁ」ってがんばって息をしている人にとっては楽になりそうです。

これについてみてみると、気道内圧が下がったり、Auto PEEP(エアトラップ)が改善したり、呼吸仕事量が改善したってありますね。

気道内圧の低下やAuto PEEPの改善は、これまたヘリウムは空気より軽く移動しやすいから細い気道のとこにも「するぅ~」っていっちゃうからでしょうね

なら人工呼吸中にもHelioxっていいじゃん!ってなるかと思うとそうでもなさそうです。

まずちゃんとしたアウトカム(結果)がまだでていません。
これで救命率が増えたってわけではないんですね。

少なくても去年の時点では質疑応答中にも結構反論はありました。

結論を出すにはまだ研究が必要みたいですね。


<参考文献>
William E Hurford. Should Heliox Be Used for Mechanically Ventilated Patients? Respiratory Care; 52(5) : 582-594

AARCに行って。

AARCの学会に行ってきました

あちらで日本で活躍中の方々にも会えたし、アメリカやドイツの人達との出会いもあり楽しめました

やっぱり帰国後も毎年参加したいですね
旅行費が高いのと飛行機に乗っている時間が長いのが難点ですけどね・・。

学会に行って思ったのが、「やはり急性期がいいな」ということです。

今の病院は急性期と長期の間の病院ですが、アメリカにいるうちになんとかして急性期の病院も探したいと思っています。

今回、興味を持ったトピックは急性期関係ではARDSに対するNO(一酸化窒素)療法HFO(高頻度換気)療法、あとは人工呼吸中の患者さんに対するHeliox(ヘリウム)療法。

レクチャーはやはり急性期関係の方に行ってしまいますね
結構これらの話が出ていたのでアメリカでもHOTな話題なのでしょうね。

また急性期以外ではブースで学んでことですが、気管切開チューブ関係やスピーキングバルブ。

これらを時間の許す限り調べてアップしていきたいです


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