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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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あ~、しばらくこのシリーズさぼってました。。
思いつきですいませんが、時々、掲示板等で見かけるACとSIMVに違いについてみてみますね。

ご存知のようにこれらはモードです。
で、何が違うねんって
まぁまぁ、落ち着いてください。

まずは設定する項目をみてみましょう。
VCV(従量式)で主な項目を比べてみましょう
(わかりやすさのため細かい設定は省いています)

AC:FiO2、一回換気量、呼吸回数、PEEP
SIMV:FiO2、一回換気量、呼吸回数、PEEP、PS

おぉ~、明確な違いみっけ~。
SIMVの方にはPS(プレッシャーサポート)があるぞ~。

はい、これがポイントです。

SIMVでは設定された呼吸回数よりも多く、患者さんが呼吸した場合はPSで補助されます。

つまりこんな感じです

SIMV 設定呼吸回数10回
患者さんが12回呼吸している場合。

10回は設定された一回換気量(例:500ml)
残りの2回はPSで補助。


では、ACと比べてみると

AC 設定回数10回
患者さんが12回呼吸している場合。

10回は設定された一回換気量(例:500ml)
残りの2回も設定された一回換気量。

そうなんです。
ACでは設定呼吸回数に関係なく患者さんが呼吸した分だけ一回換気量が送られます。

これがACとSIMVの違いです。
ポイントはPSの有無ということですね。
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今日は透析を担当しているRN(registered nurse:正看護師)と話す機会があったのでアメリカのdialysis technician(透析技士??訳不明です。。)について聞きました

いい機会ですのでインターネット上で見つけた資料と合わせて、今回はdialysis technicianについて書きます


アメリカでは一定のトレーニングを受けたRNdialysis technicianが透析療法に従事します。

RNの資格をもっていればwork shop(勉強会?)や現場でのトレーニングを受けて働きます。

逆に何も資格のない状態からdialysis technicianになる場合についてはいまいちはっきりしないのですが、ネットには短大、専門学校もしくは現場トレーニングとあります。(リンク1、2参照)

これは州によっても違うようですね

今回会ったRNもそれについては定かではなく、「6ヶ月~ 1年くらいの学校じゃないの」って感じでした。

また、カリフォルニアでは、一定のトレーニングの後にdialysis technicianのための試験があります。(リンク2参照)

あと、そのRNの発言でおもしろいと思ったのが、dialysis technicianは病院では働くことはできずに透析センターのみだそうです。

RNのみが病院で透析を行うことができる。カリフォルニアの法律のようです。残念ながら裏付ける資料はなかったですけど。。。

最後に気になるdialysis technicianの給料は時給$10~13.5でスタートのようです。
そしてある一定の経験があれば$20とあります。(リンク2参照)


給料はメッチャ良いわけではないですが、もしアメリカに行って透析の仕事をしたいと思った場合は他の医療資格よりはもしかしたら簡単になれるかもしれませんね。


今回は呼吸分野から話がずれましたがdialysis technicianについてでした。


<参照>
リンク1 Delmar healthcare

リンク2 employment development department CA

初仕事を終えて

先週の月曜日から仕事がはじまってバタバタでした
ちょっとした手違いもあり12時間勤務を3日こなしてから、2日間のオリエンテーション。。
かなり無茶な勤務です


今の病院は急性期と長期療養型の間といったらいいのでしょうか。呼吸器専門の50床程度の小さな病院です。

外来やERがなく、基本的に患者さんは他の病院から送られてくるようです。
他でウィーニングができなかった患者さんが送られてくることが多く、その上で当院でのウィーニング率は50%程度。なかなかいい数値ですよね

そしてこの病院でどうしてもウィーニングできなければ長期療養へ送るそうです。

でもなんで他でウィーニングできなかった患者さんがこの病院では半分近くはずせるかがまだよくわからないです。

RTが行っている仕事自体はルーチンの業務量が多く、質の維持が困難なように見えます。

ウィーニングプロトコールもゆっくりとしたウィーニングにはなっていますが、それほど目新しいものは見つからないし。。

一つ他の病院とは違うと感じたのが、PT(Physical Therapist:理学療法士)やST(Speech Therapist:言語療法士)が随分積極的にウィーニングに関わっているということです。

ウィーニング率を高めるコツと他の職種の関わり方。

通常に業務に加えてこの病院で学んでいきたいところです



今回はclinical simulationの2例目です。
この症例は実際にはなかなか遭遇することはないとはおもうですがClinical Simulationでは定番です。ではスタート

Bさんは26歳女性 (160cm, 48kg)。足の麻痺と全体の筋肉のだるさのためにちょうど入院したところです。先週、インフルエンザになったようです。

呼吸療法士としてどんな検査を提案しますか



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足からはじまる麻痺、筋肉のだるさ、最近のインフルエンザの既往からギランバレー症候群が疑われます。
呼吸療法士としてはMIP, VCの検査が提案されます。

MIP: maximum Inspiratory pressure どれだけ強く息を吸えるかの検査。
VC : Vital Capacity どれだけ深く呼吸ができるかの検査。
これらは呼吸筋に障害があるとさがります。
ウィーニング基準にも使われ一般的にOKとされる数値は
MIP < -20cmH2O VC > 10-15ml/kg です。
―――――――――――――――――――



4時間後、不穏、息切れの訴えあり。
HR 115 bpm 呼吸回数32回  一回換気量200ml
pH 7.35 PaCO2 46
MIP -22cmH2O
VC 1.1L

様子みますか挿管して人工呼吸を開始しますか



――――――――――――――――――――
MIP, VCともにOKの数値です。
しかし進行していること、他のバイタルが不安定なことより人工呼吸の開始となります。
――――――――――――――――――――

以上、ギランバレーのシュミレーションでした。

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