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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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いくつかのアメリカのスーパーに行って感じた日本のスーパーとの違いはなんだと思いますか

わさびがない・・・ないですね。
日本の肉と違う・・・違いますね
米がない・・・・あっ、米は結構あります

え~と、細かく一つ一つを上げるときりがないので、もっと大きな視点で見てみますね。

大きな違いは、

1)接客態度
レジ打ちながらメールしたり、談話したりしてます。

2)セルフ??
レジで商品をかごから出すのは客、袋に入れるのは店員

すぐに慣れますが、初めはとまどいます。


では、呼吸ケアについて、いくつかの病院をまわって私が感じた違いは

細かい一つ一つの違いは別の機会にして大きく見ると

1)全体の平均レベルが高い。
日本はまだまだ一部だけですよね。

2)システムが比較的しっかりしているとこが多い。
新人でも一定のレベルでこなせるようになっています。

3)ドクターから信用されやすい。
RTというだけで信用されるケースが多い。


個人的には今のところはこういった印象を受けています。

なんでもかんでも「アメリカ」とは思っていませんが、いいところは取り入れたいですね

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あ~行きたいこの学会

第29回日本呼吸療法医学会学術集会

プログラムを見ましたが、かなり興味をそそられました

特にオープニングのBiotrauma、世界の人工呼吸管理、 PAV、 Heliox。あ~ぜひ日本語でこういったのを聞きたかった。

よくみるとHelioxの講演をするのは、AARCで会ったDuke大学のRT。さすが~。

いい機会なのでHelioxについてざっとQ&A方式で書いておきます。


Helioxって何なん?
アメリカではヘリウムと酸素を混ぜたものが売られています。それがHelioxと呼ばれます。
(ごっついタンクに入っています)

英語でヘリウムはHelium。
酸素はoxygen。
それを交ぜたものがHeliox。
単純な名前のつけ方ですね(^^)

これを使う時はいつもヘリウムの方が濃度が高いのですが、そういう理由のためにヘリウムからの文字が多くなっているかどうかはわかりません。。


どんな患者さんに使うの?
実習病院でよく聞いたのが、抜管後に上気道狭窄がきつい患者によく使うと聞いてました。
あと、小児のクループとか喘息とかにも使われるようです。


なんでこういった患者さんに有効なの?
これが今回一番のポイントです。
まず、ヘリウムは空気より軽いのです。
手を離すとどんどん空に上がっていく風船見たことありますよね
あれはヘリウムが入っているんですね。
軽いからどんどんあがっていく。

そして軽いから吸いやすい。
世の中で一番吸いやすいものは空気ではないんですね。

上気道が狭窄している患者さんは息をするのがしんどい。
だからより軽いヘリウムをまぜて息をしやすくしてるんですね。

イメージがつきにくい人は、ストローの中ほどをつまんで(狭窄ね)、マックシェイクと水を吸いくらべてください。
どちらが吸いやすいですか
(ここでは、マックシェイク=空気、水=Helioxで例えています。)


では、今回は簡単にHelioxについて書きました。
ちなみにアメリカでも人工呼吸器の患者さんにHelioxを使うのはそれほどメジャーではないようです。

でも今回の講演は「人工呼吸器患者におけるHelioxの使用」です。あ~、行きたかった

講演を聞いた人はどんな内容だったかぜひ教えてくださいね

病院選び

みなさん、就職する時にどういった条件で病院を選びますか

クラスメイトと話しをしてると、半分くらいの回答が、

・家が近い
・給料がいい

アメリカらしいかも。
基本的に多くは家族と住んでいるし、ここの渋滞はかなりきついし・・。また稼ぎにはシビアだし。

あとは、

・人間環境

実習にいって働きやすかったって感じですね。
これは結構重要ですね。

私の希望は、1年しかいれないし、渡米の目的も学ぶためなので、クラスメイトらと少し違うのですが、

1、ICU業務がメイン
2、日本で経験しなかった症例がみれる。
3、プロトコールがある。

さらに贅沢を言えるなら 
4、尊敬できるようなRTがいる。
5、ICUで毎日カンファがある。

あ~、あとはできれば日勤っていうのも大事なところですね。

うん、その前に雇ってくれるとこがあるのかがわかりません。。。


「どんな呼吸パターンにも過不足なくアシストし、肺の状態が変わっても呼吸努力が変わってもそれに遅れることなく自動でアシストする。」

そんな人工呼吸器があれば、呼吸管理は大きく変わると思いませんか

MAQUETのServoi につくNAVAという新機能はそれにとても近いと思います。


CSRC学会でまたいろいろ聞けるチャンスがあったので書いておきます。

このNAVAという機能、今までの人工呼吸器の常識を変えます。
この機能が臨床で十分に使えるほどの機能であり、そしてこれが一般化されれば、人工呼吸器の設定がど~のこ~のと考える必要さえもなくなるような気がします。


では、何がそんなにすごいのか

このモードでは、一回換気量も呼吸回数も、もちろん吸気圧も設定しません。機械が全て自動で調整します。

お~

ん、でも待てよ。
今までもそんな売り文句の機械があったような・・・。

うん、あったかも・・。

でも驚くのはその追従性。

患者さんの横隔膜神経のシグナルをひろい、吸いたい量を過不足なく、遅れることなくアシストする。すごくないですか?

吸いたい量を決めているのは脳から横隔膜神経へ来た患者さんのシグナルなのです。

だから、例えば急に患者さんが深呼吸しても、見事に追従します。
急に頻呼吸になっても、努力呼吸になっても追従します。


これがNAVAの概要です
臨床で使ってないのでわかりませんが、本当に使えるなら人工呼吸管理が変わりそうです。


前回のAARC学会の時の記事もリンクしておきます。
NAVAとNOVA
前回、あいまいだった部分が今回でかなりわかりました。
あっ、PSで使うモードという部分は訂正させてくださいね。

就職活動スタート

RTのプログラムが無事に終わりました
あと、夏に一般教養として政治学をとって卒業です。

次の課題は就職
さらなる難問です。
一般にRTはまだまだ人手不足の仕事です。
(少なくてもLA近辺では。。)

ただし、夜勤勤務者のみ募集する病院が8割を占めている感じで、個人的には日勤をしたいのですが、あまり贅沢はいえない状況のようです

さらに留学生はビザの都合上で卒業後に1年しか働けないので就職は困難になりそうなのです。

ちょうどこの前job fairにいってきました。
1年しか働けないと言った時点でほとんどの病院が返答に困ります。ん~、困った

ちなみに知り合いの日本人ナースも就職活動しているのですが、ナースの職探しも簡単ではないようです。

もちろん現地の人(アメリカ人)にとってはナースもRTも職はヤマほどあるのですが、私達にとってはけっこう壁は厚いようです。

ちなみにそのナースは30件ほどに履歴書を出し、返事を得たのは5件程度。
その5件と話をして1~2件が彼女の状況でもなんとかOKしてくれたそうです。

「就職活動しんどかった~。」って言ってました。

がんばろうっと

教育という技術

実習が終わると少しだけもの足りない感じです。
なんかきついハードルがなくなったような・・・。
でも、また就職できれば楽しめるかな

さて、前回も少しふれましたが、NICUはいろいろ目新しく勉強になりました・・・・・・が、ここのRTのほとんどの人はあまり「教える」ということをしないのです。

基本的に何をする時も説明なしで質問したら少しは返答する程度。。

一部は違いますよ。でも多くはそうです。

正直いうと、私もCE2~3年目の頃はそうでした。
自分の臨床技術さえあればいいみたいな感じで・・・。

でもこれは間違っていると思います

教育というのはとても重要な要素です。

極端な例ですが、昔の職人さんのような「見て覚えろ」。
で失敗したらメチャメチャ怒る
っていうのはいい教育方法でしょうか

「ちゃんとした教育ができる」ということも、技術であり、能力ですね。

教育の分野はちゃんとした一般企業に比べて病院が遅れをとっていることの一つだと考えます。

数あるファーストフードのお店さえも教育には熱心ですからね

アメリカのなんでもやらせるという実習スタイルは好きですが、現場教育の問題点はアメリカも日本も同じと思いました。

現場教育を見直せばアメリカの医療も日本の医療もまだまだ良くなると思います。



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