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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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ご意見、ご感想はいつでも歓迎です。こちらまでお気軽に。


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今回は前の症例でECMOを管理しているperfusionistと話す機会があったのでperfusionistについて。

Persusionistのちゃんとした訳は英和辞典ではみつからないかもしれません
あえていうなら人工心肺士みたいなものなのでしょうか

主にはオペ室で働きます
日本で言えば人工心肺を担当している臨床工学技士ですね。

今回、3人のperfusionistが入れ替わりでICUに来たのですが、なぜかみんな女性でした。女性に人気の職???

いい機会なのでperfusionistについていくつか質問してきました。


学校はどのくらい行きますか?
2年制だけどその前に4年大を卒業しなきゃいけないよ。

主にはオペ室で働くんですよね?
そうだね。ほとんどがオペ室。
そしてECMOみたいに24時間回ってるわけでないからね。
まぁ、3時間程度まわすかな
多くの病院はECMOをしてないね


学校は難しい?みんな合格できますか?
難しいよ。でもクラスの人数はもともと3人の少人数やったからみんな合格したよ
学校自体、アメリカ全土にあんまりないと思うよ。
10~20校程度じゃないかな。


就職って簡単に見つかりますか?
全然。。アメリカの東側で卒業したけど就職がないからわざわざ家族や友達と離れてカルフォルニアからきたんだよ

以上です。

さて一番気になるのが給料でしょう
もちろん聞けませんでしたが、下のサイトでしらべると。。。
http://www.salary.com/

なんと1000万程度稼ぎます
就職難のようですが高給取りです

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ECMO

NICUでは、毎回新しいことが見れて今までの実習で一番興味深いです。

この前はECMO(血液を体外循環させて呼吸の補助する方法)を見ました。

NO療法を見れて、HFOVも見れて、さらにECMOも見れるなんてなかなか運がいいです
「あ~、どうせならこういうとこでしばらく働いて学びたいなぁ」と思いますが、競争率が高すぎです

ちなみにECMOとはこんな感じです。
(ページ中段の回路図)

そして日本でいう人工肺はoxygenator(訳:酸素化装置?)と呼ばれます。
使われていたのはこれ。
(一番上の写真のECMO800)


今回の症例は横隔膜ヘルニア。

簡単に言えば、腸が横隔膜を突き抜けて胸郭の方へいくんですね。(図)

生まれる前にこうなっているから肺の成長を妨げるのです(肺低形成)。

今回、HFOVもNOもトライしたけど、それでも改善しなかったためにECMOにいったようです。

カルテからひろったデータによると、ECMOにのせる前は、FIO2 1.0 PIP 33 NO 20ppmで
血液ガス pH 7.131 PaCO2 98 PaO2 21 HCO3 32.6 だったようです。びっくりです

もちろんECMOにのせた後は、oxygenatorがガス交換するのでデータは良くなるんですけどね。
そうそう、ちなみにECMOの管理はRTが行っているわけではありません。
Perfusionistと呼ばれる職種の人が行います
Perfusionistについては次回書きますね
突然ですが、私はカレーライスが好きです
カレーライスにおいて、カレーとライスは切っても切れない関係です。
同じように呼吸管理においても、肺と心臓は切っても切れない関係ですね。(あは、ちょっと苦しいかな

というわけで今回は心臓のお話です。
心臓カテーテル関連のおもしろいニュースを見つけました。

「ステントは心臓発作を防がない!」

(ステントの説明リンク)
おおまかですが、訳してみます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
医師たちはステントで痛みの軽減とおそらく発作を防ぐのを期待している。
ステントは血流を増加させるかもしれないが、薬単独使用の場合でもステント+薬の併用の場合でも心臓発作等を防ぐ率は同じである。
これは本日American College of Cardiology conferenceで発表されたことである。

対象はアメリカおよびカナダの2200人以上の患者。
狭心症の胸痛をやや改善したが、OP後の寿命、心臓発作については統計的な差はなかった。さらに単独の薬使用と比較した胸痛の改善も5年間のみであった。

American College of Cardiologyのトップは言う。
発作も改善させないし、痛みを少し改善する程度。ステントを使う必要はないだろう。薬でうまくいかない場合や症状が生活の妨げになる場合のみの使用でいいだろう。またステントで発作を防げる理由はない。プラークは全体にあるのだから、次に血管が狭まるところが今ステントをいれたところとは限らない。

それでも一部の臨床医はこのニュースはそれほどのものでもないという。ステントはもともと症状を減らすためであり、寿命を延ばすためではないと・・。あるマイアミ大学の医師は、「私の観点では、血管形成術の発端(症状の軽減)が証明されたということ」とコメントした。しかし、彼はこの研究はステントの症例数を減らすと予想している。

心臓病の患者や心臓内科医よりもメーカーがこのニュースにより大きな影響を受けるだろう。Boston Scientific、 Johnson&Johnson とともに先月、その売り上げは低下している。

(中略)

治療は個々によって違うためにやはりその医師とよく話し合いがされるべきだろう。ただ、この研究によって数ヶ月間はまず薬物療法を選択しようとする患者が増えると予測される。

ちなみにアメリカ心臓学会のガイドラインではすでに「患者はステントやバイパスの前に薬物療法を行うべき」と記載されている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これがおおまかな訳です
でもあくまで素人の訳なので訳自体に責任は終えません・・。
このニュースが気になった人はどうぞリンク先のニュースを読んでくださいね。

今回は心カテ関連のニュースでした。

初NICU

今回は初NICU(新生児ICU)でした。
いやぁ、今まで見たことの世界やから入室するまでドキドキでした

運悪く、今回ついたRTは
「今日はしんどいから教える気分やないわぁ
とか言われて・・・。

まぁ、そういう日もあるでしょう。。と思い、結構ほったらかし状態でしたが、周りにいるドクター達に教えてもらったりして勉強になりました。

さて、少しでも関わった患児たちのヒストリーを見てると・・・肺高血圧症の赤ちゃんが結構な割合でいました。

ですので、iNO(一酸化炭素療法)の症例が多く、さらにiNO+HFOV(高頻度振動換気?)というのも何人かいました。

成人ではめったに見れない呼吸療法が、NICUでは結構見れるのもいいとこの一つですね

今回の関心はHFOV (高頻度振動換気?)。
ちなみにマシンは3100A HFOVでした。
このマシン、日本のホームページでも見つけたので日本でも多く使われているのかな誰か知ってたら教えてください。

HFOVは気道内圧を低く抑えつつ、酸素化を良くしようという方法で、新生児や子どもに多く使われるのですが、成人でも数年前から使われてきているようです。

NICUのローテーションは4週間のみ。
成人では学べないことをいろいろ学びたいところです

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