前回の続きです。
PAV+とは、PB840の新しいモードですね

前回もいいましたが、PAV(Proportional Assist Ventilation)のProportionalとは比例という意味です。自発呼吸を助けるという点ではPS(Pressure Support)に近いモードです。
みなさん、
PS(Pressure Support)をご存知ですよね

知らない人。。ごめんなさい。今回は読み飛ばしましょう。
・・・ってそんな冷たいことはいいません
紙パックのジュースにストローをさして飲む時、パックを押しながら飲むと楽に吸えますよね? これが
PSの原理です。患者さんが息を吸っているのを人工呼吸器が押して助けてあげてるのです。
PAVはよくPSと比較されます

先のジュースでいうと、がんばって飲んでもストローを細くして飲みづらくなっても常に一定の圧でしかパックを押さないのが
PS。
PAVはがんばって飲んでる時、ストローが細くなって飲みづらくなった時などにはそれに応じた強さでパックを押すということです。まさに飲む強さに比例させてるってことですね。
これを呼吸でいうと・・・
<PS編>今10という呼吸仕事量があったとします。PSで半分(5だけ)手助け。そして患者さんが半分(5)を負担。
でも呼吸仕事量が何かの原因で20になったら・・・

PSはそれでも常に5だけ手助け。残り15は患者さんの負担。
さっきまでPSで半分手助けしていたのが今はたった4分の1になりました。
<PAV+編>こちらも今10の呼吸仕事量があったとします。PAV+で半分(5だけ)手助け。そして患者さんが半分(5)を負担。
でも呼吸仕事量が何かの原因で20になったら・・・

PAV+は半分(10)手助け。残り10は患者さんの負担。
さっきまでPAV+で半分手助けしていて、今も半分手助け中。
これが呼吸仕事量に比例させて助ける量を変化させてるということです。
PAV+は患者さんの呼吸仕事量を何%助けるかを設定します。今回の例はわかりやすく半分(50%)の手助けにしましたが、これは変更可能ですのであしからず。
そして
PAV+を使うと画面に
このようなバーグラフがはいります。WOBとはwork of breathingで呼吸仕事量のことです。全体の呼吸仕事量と患者さんの呼吸仕事量がわかります

2回にわけてPAV+の説明をしました。キーポイントは呼吸仕事量ですね

次はAARCでレクチャーがあったSBT (Spontaneous Breathing Trial)について書く予定です。