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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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今回はclinical simulationの2例目です。
この症例は実際にはなかなか遭遇することはないとはおもうですがClinical Simulationでは定番です。ではスタート

Bさんは26歳女性 (160cm, 48kg)。足の麻痺と全体の筋肉のだるさのためにちょうど入院したところです。先週、インフルエンザになったようです。

呼吸療法士としてどんな検査を提案しますか



―――――――――――――――――――――
足からはじまる麻痺、筋肉のだるさ、最近のインフルエンザの既往からギランバレー症候群が疑われます。
呼吸療法士としてはMIP, VCの検査が提案されます。

MIP: maximum Inspiratory pressure どれだけ強く息を吸えるかの検査。
VC : Vital Capacity どれだけ深く呼吸ができるかの検査。
これらは呼吸筋に障害があるとさがります。
ウィーニング基準にも使われ一般的にOKとされる数値は
MIP < -20cmH2O VC > 10-15ml/kg です。
―――――――――――――――――――



4時間後、不穏、息切れの訴えあり。
HR 115 bpm 呼吸回数32回  一回換気量200ml
pH 7.35 PaCO2 46
MIP -22cmH2O
VC 1.1L

様子みますか挿管して人工呼吸を開始しますか



――――――――――――――――――――
MIP, VCともにOKの数値です。
しかし進行していること、他のバイタルが不安定なことより人工呼吸の開始となります。
――――――――――――――――――――

以上、ギランバレーのシュミレーションでした。
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今回は熱傷患者さんのポイントをシュミレーションからみてみます
多くの人が出会う症例ではないですよね。ではスタート


火事の現場からひっぱりだされてきたAさんが救急に運ばれました。
見た目にひどいやけどはないですが、意識をなくしています。酸素マスク5LでSPO2 100%。


酸素器具はこのままでいいですか?
変更するなら何に変更しますか?


――――――――――――――――――
答)100%酸素を供給できるものに変更。
火事の現場、意識レベルから一酸化炭素中毒が疑われます。

一酸化炭素は酸素の変わりにヘモグロビンにくっつきます。
よって酸素が運べない。。。
一酸化炭素とは?


高濃度の酸素はヘモグロビンにくっついた一酸化炭素を追い出します。

見た目のSPO2にだまされないように。一酸化炭素のせいでその数値ほど酸素はヘモグロビンとくっついていません。
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Aさんが到着してすぐにバイタルをとっている時、Aさんの鼻毛がこげていることに気づきました。バイタルサインは特に問題ありません。


医師に何か提案しますか?
チャートするのみでいいですか?


―――――――――――――――――――
答)すぐに挿管の必要があります。
鼻毛がこげている=気道熱傷の可能性が大です。
数時間以内に気道が腫れてふさがってしまいます。
焦げた鼻毛の存在=挿管と思っていいでしょう。
――――――――――――――――――――


以上です。
文字数の制限のために思ったより少ししか書けませんでしたので、主なポイントのみの記載となりました



Clinical Simulation

「RRTのテスト」で少し触れましたがClinical Simulation(臨床シュミレーション)は慣れない症例を学ぶ際に役立ちました

せっかくですので興味深いと思った症例別のポイントをいくつか書いていきますね

ただあくまでシュミレーションから学んだことです。
実際の臨床でこういった症例をたくさん経験されている方にとっては物足りないと思いますが、あしからず。。

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