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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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ニューオリンズで開催されたAARC(米国呼吸療法学会)に行ってきました。
今回の個人的なメインイベントは発表。
何年も前から目標にしていたので、反省点は多々ありましたが、やっぱり実現できて嬉しかったです。
AARCは過去に日本人が何人か発表していることもあり、比較的発表しやすい場だと思います。次に発表したいと思われる方のためにも、今回経験した流れを感想とともに書いておきます。

1)抄録
今回のAARCは11月開催で抄録の締め切りは6月でした。
日本でも大きな学会ではそのぐらい早いですが、結構慌ててしまいました。
アメリカ人に最終英語チェックをしてもらいぎりぎり提出。

2)全体の流れ
発表はopen forum(オープンフォーラム)として区分けされていて、日本とは仕組みが異なります。日本では口演とポスター発表がありますが、AARCでは、ポスターで展示して、その後に壇上に立っての説明となります。オープンフォーラムにもよりますが、参加者は限られていて30-50人ぐらいだと思います。

3)ポスター展示(写真)
オープンフォーラム開催時間の30分前くらいからポスターを展示していきます。
その後、開催時刻がきても40-50分はポスターの前にいて質問を受け付けます。
ここでは結構気軽に質問がきます。私の場合は3-4グループの方から質問がきました。

4)檀上でのプレゼン(写真)
その後に「ではそろそろスタートしましょうか」と壇上でのプレゼンが始まります。一つのオープンフォーラムの発表者は十数人で、一人2-3分の時間で口頭(パワーポイントなし)での説明をします。
短い時間なので発表のサマリー(そのトピックを選んだ理由、結果、臨床的な意味)を話します。
座長がよく聞いていたのは、「take home message(テイクホームメッセージ)は何ですか?」だったのでそれも入れます。
ちなみにRTの教授のアドバイズは、「原稿を読んだり、暗記したりはせずに普段のように話せ」でした。
日本語ではそのようにできても、英語ではやはり困難で、反省点でした。

5)質疑応答
オーディエンスはアメリカ人ですし、比較的少人数なので、質問はやっぱりきます。発表によっては、質問がない場合もありましたが、私の場合は2人から質問がきました。
ちなみに質問はマイクを使用せずに、ぼそぼそと質問してくるので、かなり聞き取りにくいかと思います。

6)終了
全員の発表が終わった後にポスターをはずして終了です。
日本とは異なり、ポスターを展示している時間は短いです。


最後に
AARCでの発表に関心がある方のために、今回経験したことを記載しました。
日本の医療従事者の方、特にCEの方にどんどん発表してもらえればうれしく思います。ご一報いただければ、私でできることはお手伝いします。

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ヨーロッパやアメリカの呼吸管理をみてみると・・・
ヨーロッパではどのICUにも集中治療医がいて、アメリカではほとんどの病院にRTがいます。そして彼らが呼吸管理に大きく貢献しています。

さて、日本以外のアジアの国はどうなっているのだろう
先日、アジアでの会議があったのでいくつかの国の方に聞きまわってきました。

中国
大きな病院には集中治療医がいるようです。
10年ほど前からRTができたようですが、まだかなり少なく、学校も数えるほどしかないとのこと。

台湾
ここは前に行ったので過去に記載していますが、RTがメインのシステムです。
20年ほど前にRTができたようです。
もともと看護師の方がRTになるパターンが多い。

韓国
アメリカで私と同じ学校に行っていた友人がいるのですが、残念ながらRTのシステムはない。

香港
ICUには集中治療医がいるようです。
RTのシステムはないけど、短期間のトレーニングによる認定システムはあるとのこと(日本の認定士のようなイメージですね)。
PCVが増えてきていたり、Open LungやAPRVの関心も高く、今回の中で一番日本に近い印象でした。

シンガポール
RTがいて、さらに集中治療医がいる病院もあるようです。


こうみてみると、アジアでも結構違っておもしろいですね
聞き取りだけでは見えないことも多いので、実際に病院も見てみたいです。

AARC 2010

ほんとひさびさですいません。
今日は昨年末にいったアメリカの呼吸療法学会について。

いっちばん人が入っていたのはKacmarek先生の記念講演です。
朝一にも関わらず記念講演は人が入るのですね。

「人工呼吸器の過去、現在、そして未来」

こういった歴史はあんまり詳しくないですが、それでもどうやって集めたのか、相当数の写真を使い、聞きやすい内容になっていました。

ちなみに人工呼吸器は第1世代~現在の第4世代までにわかれるようです。
ざっくり書くと・・・こんな感じです。

第1世代:強制換気のみ、アラームなし、初PEEP
第2世代:AC、IMVの出現、基本的なアラーム
第3世代:マイクロプロセッサー、レスポンスの改善。
第4世代:波形やループ、ウィーニングツール、クローズドループ

さて、一番興味があったのはKacmarek先生は将来はどうなっていくと考えているか

あくまでKacmarek先生の考えですが・・・
アラームが賢くなる。
例えば高圧アラームならそのアラームの発生の仕方によって気道の閉塞なのか、無気肺なのか、気胸なのかなどを判断して示してくれるようになる。

他には人工呼吸器が波形を読んでくれてうまく合っていないならガス供給を調整してくれるなど。

さて・・・次の世代はどうなるか楽しみですね
仕事でベトナムに行ってきました

ベトナムではどんな呼吸管理が行われているのでしょう
興味ありませんか

ベトナムで一番大きな病院のICUを見学できましたのでその印象を書いておきますね。

ちなみに発展途上国に行かれたことはありますか?
病院以前に発展途上国という点からインフラにお金をかけれず、道路の歩道などはところどころはがれています

病院の中はICUはクーラーがかかっていましたが、少なくても廊下はクーラーがないのでいるだけで汗がでてきます。(最高気温は37度ぐらいで日本よりかなり湿度が高い)

そんな中、ICUを見学してそこのトップの医師といろいろと話してきました。

印象としては、医師は肺保護換気などの先端の呼吸管理にも興味を持っていて熱心です。ですが・・・・、一CEの視点で言えば、回路や加温加湿器などの環境整備が整っておらず、アラームも放置されていてスタッフの教育も行き届いてないようでした。

つまり、医師の視点としては先端にありますが、環境整備や教育体制としては日本の10~15年も前なのです。

なぜこうなったのでしょうか

個人的には専門職がいないということが原因と考えました。
ベトナムではもちろんCEやRTなどの専門職はいません。
Nsは血液浄化の回路の組み立てや操作など日本ではCEが行っていることも全て行い、相当な業務量になります。
それを考えると日本はコメディカルの存在によって大きく変わったと思います。
やはり各職種におけるチームというのは大切ということを感じました。

余談ですが、最近何人かの集中治療医と日本の呼吸管理に関して話をする機会がありました。社会情勢としては医師不足ばかり注目されていますが、その医師達は皆、呼吸管理の改善にはコメディカルが重要ということを話されていました。

今回感じたことは、呼吸管理においてやはりコメディカルの存在はこれまでも、そしてもこれからも重要な役割を担っているということでした。


ってどんな感じでしょうか

先日、某大学K先生のAPRV講演の同行で台湾に行ってきました
K先生はお若いですが、すばらしい知識をお持ちの方です。


「おそらく台湾の呼吸管理は随分遅れているだろう」

そんな印象を持っていったのですが、行ってみて変わりました。

台湾では5-6年前からRT制度が確立し、約2000人のRTがいます。その多くは元ナースでとても勉強熱心

まずは台湾呼吸療法学会でのK先生の講演。
なんと!英語での講演にも関わらず、100名近くが入り、立ち見状態。さらに質問タイムでは多くの質問がでました。

その後は3つの病院を回りました。
ここでも多くの質問がでて、中には随分マニアックなRTもいました。

最後はそのマニアックなRTとディスカッションタイム
それがあまりに楽しく、同行者という立場も忘れて、がんがんディスカッションに入らせてもらいました

最後に私が感じた日本と台湾の呼吸管理の違い。

少なくても人工呼吸管理の平均点においては台湾が上でしょう。

それは「RT制度」「勉強熱心な人の数の多さ」の違いから来るものかもしれません。

日本とアメリカも平均点は違いますが、個人的には台湾のRTはアメリカよりも勉強熱心な印象を受けます。

台湾はこれからまだまだ伸びていくと思います。


ちなみにK先生のブログでも今回の台湾遠征の事が書かれています。




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