FC2ブログ

プロフィール

りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

詳しいプロフィールはこちらで。

ご意見、ご感想はいつでも歓迎です。こちらまでお気軽に。


カテゴリー


最近の記事


最近のコメント


月別アーカイブ


上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
これはうまいおかわり
前日入りして他県のCEの方と食べた白エビのから揚げは絶品でした。
富山の一押し名産はこれですが、ただ・・・店によって味がちょっと違うようです。

では、今回の学会のワークショップとランチョンから・・・

まずは、人工呼吸器の機器選定ワークショップに関して。

CEは、周辺環境、患者層、コストなど様々な病院環境の違いによって機種を選定していかなければなりません。

一般には機種統一の流れにありますが、臨床をよく経験されている演者の方々はその点よりも、患者さんごとの使い分けを重視というのが印象的でした。

そして、CEは人工呼吸器の機器点検だけでなく、臨床に入らなければ購入の際の声も届かないし、説得力がないという結論が、私も大賛成の点でした。

その後はRSTのランチョンセミナー。
RSTの関心度は非常に高く、会場がうまっていました。
私自身はRSTの経験はないですが、よくアメリカのRTのシステムと比較することもあって、関心は高いです。

今回、様々なRST運営のポイントを紹介されていました。
そしてここでも・・・CEはRSTに関わる場合、人工呼吸器のみでなく、呼吸療法全体を把握すべきという結論なのです。


帰国直後から言い続けてきましたが、RTがいない日本においては、CEが臨床に入る重要性は高いです。

そういえば、1月と2月に京都と岐阜にてそれぞれRTの経験から臨床に入る重要性を話してきましたが、ここでも一部の人には強く共感していただきました。


それぞれの県においても「CEが人工呼吸の臨床に入るということ」に関して確実に関心が上がってきているようです。
スポンサーサイト

FCCS参加

FCCSに参加しました。
これが非常に勉強になりました

FCCSとは米国集中医学会が提供している集中治療医以外を対象として集中治療の総合的な教育プログラムです。
詳しくはこちらから。

特に自分の専門以外がとても勉強になりました。
一つの事をマニアックに行うわけではありませんが、集中治療に関してトータルでカバーします。

そして集中治療に関わる医師の視点がわかります。

座学とハンズオンがありますが、座学といってもディスカッション形式なのでほぼ毎時間といっていいほど発言を求められます

アメリカでの本場のプログラムはさらに濃厚なディスカッション形式らしいです。

ハンズオンもおもしろいです
一番良かったのが・・・
○○の病歴、××のバイタルで患者が搬送されてきました。
あなたは次に何をしますか
もちろん呼吸だけでなく、かつ医師の視点なのでかなりハードルが高かったです。

RTのテストのクリニカルシュミレーションに少し似ていますが、FCCSはハンズオンでさらに呼吸だけでないのが違いでしょう。

今回は多くの参加者が医師でしたがコメディカルの方も何人かいました。

一CEとして個人的にはCEの方に特にお勧めしたいです
これを学んで臨床に出れば人工呼吸と集中治療がさらにつながるはずです。

先週末・・・

山口県へ臨床工学技士対象の勉強会のために行ってきました
勉強会およびその後の交流会も非常に楽しめて有意義な時間となりました。

前の集中治療医学会で「人工呼吸管理においてCEもより臨床側へ」という話になりましたが少しずつ体感している感じです。

今回はミーティングという形式でそれほど大人数ではありませんでしたが、人工呼吸の臨床に興味がある方たちが集まりました
また2-3年前は人工呼吸は機械管理だけでいいって言っていた方も今はとても臨床に精通していました

ちなみにCEがより臨床側に入ることはCE以外の方にもとてもプラスになります。
病院にいるCEが医師、コメディカルのみなさんへ、機械に関してだけでなく人工呼吸管理に関して情報提供してくれたらすばらしいと思いませんか
私が現在、ブログで行っている情報提供が各病院で行われるようなイメージです。

それぞれの職種がそれぞれの専門の知識を用いて情報交換できるようなシステム、文化になってほしいですね

現在、RSTの多くは病棟でのみ活動している状況ですが、ICUにて毎朝、各職種が集まって情報交換できることが理想だと思っています。

多くの病院でそのようなシステムになれば・・・アメリカにも負けないでしょうね

皆さん、こんにちは
最近、更新が遅れがちですいません。
また2週間以上もあいてしまいました

さて、今日はコメディカルへの吸引解禁に関するニュースです。
もうご覧になりましたか?
(ニュースはこちらから)


臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に対して吸引が解禁される動きにあるようです。

これには賛否両論があるかと思いますが、病棟での人工呼吸管理に関わっていた頃、痰でゴロゴロしてる、でも手の空いているナースもいない「あ~、吸引ができたらなぁ。」と感じたことも多々ありました。

こういった経験から私は賛成です。ただ重要なのは・・・
「トレーニングをきちんと行なってから吸引を行なってほしい」
ということです。

一番怖いのは
「さぁ、解禁になった。(きちんとトレーニングも行なわずに)さぁ、やりましょう。」
となって事故が起こるのが怖いです。
もし何か重大な事故が起これば吸引だけに限らず、こういった一連の動きは一気に止まるでしょう。
何かあればその病院だけでなく、日本全体に影響するのです。

私も米国でトレーニングを受けていますが、吸引を行なうようになる機会があれば必ず再度トレーニングを受けるつもりです。そのぐらい慎重です。

下記は僭越ではありますが、ブログを読んでくださっている方へのメッセージとなっています。


コメディカルの皆様へ
吸引に関してその方法だけでなく、適応や何に注意すべきなのか、どんな合併症があり、その観察と対応はどうしたらよいかは必ず学んでから行なって頂けたらと思います。

医師、看護師の皆様へ
もしご施設でこのような動きがある場合はトレーニングはちゃんとされているかをぜひ確認して頂きたいです。もしされていない場合はぜひトレーニングをして頂けたらと思います。

研究会などのセミナー運営スタッフ様へ
もし解禁が実現すれば吸引に関するセミナーなどを開催して頂ければ非常に有用な情報になるかと思います。

どうぞよろしくお願い致します。
ある知り合いのCEからの症例相談

60歳男性 ARDS
設定 PCV 28 PEEP 13
呼吸回数 45回前後

頻呼吸をなんとかしたいけど、どんな設定にしたらいい?

さてみなさんならこの相談にどう答えますか

APRV? リクルートメント?

先日、集中治療医学会の地方会へ参加してきました。
そこのCEシンポジウムでのまとめの言葉。
「CEはその道のスペシャリストであるべき。そして機械だけでなく、患者さんの状態も把握すべき。」

私は大賛成です。

例えばこの症例で、必要なのはまず頻呼吸の原因をアセスメントすること。

頻呼吸の原因として考えられるのは、Vtが少ない、低酸素血症、高二酸化炭素血症、組織酸素の不足、代謝性アシドーシス、死腔率が高く多くのMVが必要、炎症性、チューブ刺激や不安、鎮静不足などでしょう。

ABGでいくつかはすぐにアセスメントできるし、聴診や血算などでもいくつか除外できますね。
もちろん基礎データ(源疾患、合併症、経過、フィジカルアセスメント、X-rayなど)も必要です。

例えばヘマトクリットが下がって組織酸素が不足しているなら輸血、鎮静不足なら鎮静の再検討、代謝性アシドーシスならその原因の再検索という対応が必要になります

リクルートメントやAPRVなどで対応できるのは低酸素血症か、よくて高二酸化炭素血症ぐらいです。
そして上記の情報を把握することによってこれらの評価もより確実になります。

ぜひ機械だけでなく、患者さんの状態も把握しましょう。

近くに臨床のプロである医師や看護師がいるのですから

もしどうしても近くに聞ける人がいないのならブログ左上のプロフィールから私にメールくださっても結構です。(もちろんメールでできることは限られていますが・・・。)

臨床と機械を両方わかるCEが増えればこれほど心強いことはありません。

臨床工学および呼吸療法の発展を祈っています。




Powered by FC2 Blog
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。