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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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「どんな呼吸パターンにも過不足なくアシストし、肺の状態が変わっても呼吸努力が変わってもそれに遅れることなく自動でアシストする。」

そんな人工呼吸器があれば、呼吸管理は大きく変わると思いませんか

MAQUETのServoi につくNAVAという新機能はそれにとても近いと思います。


CSRC学会でまたいろいろ聞けるチャンスがあったので書いておきます。

このNAVAという機能、今までの人工呼吸器の常識を変えます。
この機能が臨床で十分に使えるほどの機能であり、そしてこれが一般化されれば、人工呼吸器の設定がど~のこ~のと考える必要さえもなくなるような気がします。


では、何がそんなにすごいのか

このモードでは、一回換気量も呼吸回数も、もちろん吸気圧も設定しません。機械が全て自動で調整します。

お~

ん、でも待てよ。
今までもそんな売り文句の機械があったような・・・。

うん、あったかも・・。

でも驚くのはその追従性。

患者さんの横隔膜神経のシグナルをひろい、吸いたい量を過不足なく、遅れることなくアシストする。すごくないですか?

吸いたい量を決めているのは脳から横隔膜神経へ来た患者さんのシグナルなのです。

だから、例えば急に患者さんが深呼吸しても、見事に追従します。
急に頻呼吸になっても、努力呼吸になっても追従します。


これがNAVAの概要です
臨床で使ってないのでわかりませんが、本当に使えるなら人工呼吸管理が変わりそうです。


前回のAARC学会の時の記事もリンクしておきます。
NAVAとNOVA
前回、あいまいだった部分が今回でかなりわかりました。
あっ、PSで使うモードという部分は訂正させてくださいね。
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NAVAとNOVA

NAVAって知っていますか

NOVAではないです。。それは英会話学校です。。
いや僕も行ったことはありますけど。

NAVAとはMAQUETのServoiにつく最新機能です。


AARCで少し見て、ネットで検索もしたのですが、情報もないので完全には理解できませんでした。それでブログに書くか迷ったんですが、せっかくですのでわかる範囲で。では、今回は気分を変えてQ&Aで行きましょう

NAVAって何?何の略?
NAVAとはNeurally Adjusted Ventilatory Assistの略で、なんだろう強引に訳せば「神経的に調節した呼吸のアシスト」かな。うん、なんか変

いつでも使えるの??
これはプレッシャーサポートを使用中に使える機能ですね。

神経とか言われてもよくわからん。具体的には何??今までと何が違うん??
では、プレッシャーサポートと比べましょう
脳が呼吸の命令をしてから人工呼吸器が動くまでをみると、

1)脳で呼吸したいと命令
2)横隔膜神経に伝わる
3)横隔膜神経の興奮
4)横隔膜動く
5)肺が膨れる
6)気道内圧下がるまたはフローの変化(トリガーね) 
7)やっと人工呼吸器が送り出す命令を出す

こんな感じですね?
こうやって文字で書くと結構長いですね。脳の命令から人工呼吸器まで。
NAVAでは横隔膜を興奮させるシグナルで人工呼吸器も動かします。お~、びっくり
7ステップが3ステップに減った感じでしょうか。
1)脳で呼吸したいと命令
2)横隔膜神経に伝わる。
3)横隔膜神経の興奮と人工呼吸器への命令

どうやってそんな神経のシグナルをひろうの?
胃にNGチューブのような特殊のカテーテルを入れます。
それが神経の電気的信号を拾います。

メリットって3ステップに減って同期のタイミングがより正確になっただけ?
うん、ここが確認とれてないとこですが・・。
タイミングが正確になったのはそうですが、シグナルの強さによって人工呼吸器のサポートの強さも変わるのかも。

一般的に言われるメリットは?
・同期がよりうまくいく。ー3ステップに減ってますからね。
・サポートの強すぎ、弱すぎを防ぐ。-さっきの考えがあってれば納得。
・より息をしやすい。-まぁ、そうでしょうね。


では、今回はざっとでしたが、NAVAについてでした。

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