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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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「RTRT
P医師がRTを呼んでいる。
休憩室でゆったりとスープを飲んでいた私と目が合った

「どうしました?」と私。
「食事中なら後でいいよ。食べたらこの血液ガス見てくれる」とP医師。

その血液ガスは
pH 7.59/PCO2 41/PO2 96/HCO3 39.3/SaO2 96/BE 16/
Mode AC/ 一回換気量 750/ 設定回数 14/ FIO2 0.45
とある。(時間も記載されていて10時間前のガスであることもわかった。)

受け持ちの患者さんでなかったのでそれ以上の情報はなかった。
代謝性アルカローシス?うちにはCOPD多いから、COPD+過換気かな?
過換気の原因は何かな?といろいろ考えた。
(COPDだとHCO3が上昇するパターンが多い)

スープを食べ終え、P医師に自分は担当でないので担当のRTを呼んできますと伝えると、腕をつかまれ
「いいよ、この血液ガスだけみてどう思う?」
って聞かれた。

何?何をしたいのと思いながらも
「状態を見なきゃわかりませんが、もしCOPDがあれば・・・」
と言いかけると言葉をさえぎられ、
「状態は関係無しで血液ガスだけみてどう思う」とP医師。

「・・・・・。」と私。
状態を知らなければ意味ないやん。ガスだけみてもね~。
この先生は何がいいたいのかなと考えているとたたみかけるように

「まず血液ガスを見るときはまずpHをみて、そして呼吸性か、代謝性か判断して・・・だからこれは代謝性アルカローシス」とP医師はいいきった。

まぁ、ここで議論する意味はないので「OK・・」といってその場を立ち去った。

しっかり後でカルテを確認すると、COPDとある。
さらにチャートを見ると採血の時点で自発が消失しており、COPD+過換気の可能性が大であることを確認できた。
そしてよくよく見ると他の医師が採血後にしっかり設定呼吸回数を下げている。

あっ、なんだ、やっぱりCOPD+過換気ですでに解決してる問題ね。
でも一体、P先生は何をしたかったのだろうという疑問だけが残ってしまった。。。




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肺がんと喫煙

渡米してからも、帰国後に「浦島太郎」にならないようにyahoo!ニュースぐらいはできるだけチェックしています。
ということで今回は日本語ニュースを。

<喫煙率>「半減」目標盛らず・・・がん対策基本計画案に厚生労働省

記事のポイントは、がんを減らすのために禁煙を促進していきたいが、たばこ税からの収入も減ってしまう。そういった理由が国の禁煙運動の妨げになっているのではないかということですね。

喫煙と肺がんは強い関連がありますし、アメリカのデータですが、肺がん患者の80%は喫煙者とあります。また10~20%の喫煙者が肺がんになるともあります。
これすごいですね。
喫煙所に10人いたら1~2人は肺がんになるってことですからね。

ちなみに肺がんのリスクはやはり吸う本数、期間、ニコチンとタール、あとは吸い始めた年齢に関連します。
ですので「健康のために吸う本数減らしているんだ。」とか「肺がんが怖いからニコチンの低いやつに変えたんだ。」ってのもあながち間違いではないんですね。

そうそう、またこちらではRTが新規の患者さんを受け持つと喫煙の有無とその量を必ず聞きます。そしてそれはPack-Yearsで表されます。
1日1箱と計算したら何年分になるかといった計算です。
1日2箱で10年なら20pack-years。
1日半箱で20年なら10 Pack-yearsって具合です。

まぁ、これは肺がんというよりCOPDのためなのですけどね・・。

なんかニュースから話がどんどんそれていきますね
やっぱり立場上、話が医療の方へいってしまいます。
まぁ、いいですよね。

最後に少しだけ話を戻すと、喫煙率を減らし、そして国の収入も維持するためにはやはりたばこ税のUPということになっていくのではないでしょうか。
アメリカではタバコの値段は、州によって違うようですが、ここカルフォルニアでは1箱 $4~5程度、ニューヨークでは$8程度のようです。
こういった状況からも日本でもまだ増税していきそうです。


参照:respiratory disease



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