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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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今週末は故郷の石川県での講演でした
帰国して初めての石川県での講演で、故郷に少しでも貢献できてうれしかったです招いてくださった石川県臨床工学技士会の方々、ありがとうございました。

さて、前回の続き・・・
「そういえば低体温中の酸素消費量または、CO2産生量はどのくらい下がるのだろう

前回のトレンドをみてて気になりました。

一応、論文を検索してみると・・・・
あれれ・・・明確な数値が見つからなかったです。
(論文を見つけた人、教えてください)

とりあえず、ネットの資料と過去のセミナーの資料をみると・・
(信用性は不明)
・1℃下がるごとに酸素代謝は6%下がる。
・30℃で酸素消費は50%下がる。
・O2消費量とCO2産生量は同等に変化する。

ん~、結論はつけがたいなぁ。

とりあえず、今回は33℃で約50%の減少でした。
こうやってデータを集めていくしかないかなぁ。

最後に、余談ですが、VCO2の読み方、本当はVの上に黒点がはいり、VドットCO2と読むのが正確だと思います・・・が、前回の呼吸療法医学会でVCO2の講義があり、そのアメリカ人の講師はVドットCO2ではなく、VCO2と発音していました。逆にVドットCO2というと通じなかったです。むむ・・英語ではドットなしが一般的??

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「お~、予想通りのグラフがでている
当院の医師とV500のトレンドを見て喜びました

まだ少ないですが、稀に蘇生後で低体温療法を行う場合があります。

ちょうど医師にV500の特徴を説明中で、いろんなパラメータがあってCO2産生量もみれるという説明をしていると・・・

医師「ちょうど復温中だからその変化もみれる

お~、それはおもしろいかも、と思ってトレンドでみると、見事に復温に伴ってVCO2(CO2産生量)が上昇しているグラフがでてきました。

V500(Evita XLも可能)ではVCO2が見れます。
V500はEtCO2が測定できるので、それから一分間当たりのCO2排出量がわかります。
PaCO2が変化ない状態であれば、CO2排出量=CO2産生量となります。

VCO2はCO2排出量と表現されていたり、CO2産生量と表現されていたりしていますが、上記の仮定で両方の意味があるようです。

ぜひ低体温を行う際には、VCO2のトレンド変化も見てみてください。
いい感じに変化のグラフがみれます。
(低体温中の呼吸生理はこちらを参照)

DS予測・・・

ニンテンドーDS・・・人工呼吸のソフトを買って以来、実は少し楽しんでいます。
結構学べる系のソフトが多いんですね~

今回はDSでも違うDSです。死腔(dead space: DS)の方です。

みなさん、人工呼吸中の患者さんにEtCO2(エンドタイダルCO2)は測定されていますか

値がPaCO2とずれることがよくあるから測定していない

実はこういった声はよくあります。
これは結構もったいないです。

まずは、ずれるのは当然と思ってCO2の波形をアセスメントしましょう。
CO2波形に情報はたくさんあります。
でも波形についてはまた別の機会にして・・・。

そもそもなんで値がずれるのでしょう?
臨床的には二つの原因が挙げられます。
一つは、ちゃんと呼気がはけていなくてCO2波形がきちんと出ていない(波形がプラトーになっていない)。これは見てわかります。

あと一つ、それは・・・死腔の増加です。
肺の状態が悪くなると生理学的死腔が増加します。
つまりガス交換されない部分が増える。それでEtCO2は低くでてしまうのですね。

ということは、逆に波形がちゃんとでているのにPaCO2とEtCO2の値に差がある場合は、死腔が多いということが一つのアセスメントになるということになります。

ちなみにこういった研究は1980年代後半によくされているようです。一つ代表として乗せておきますね。

<参考文献>
Yamanaka MK, Sue DY. Comparison of arterial-end-tidal PCO2 difference and dead space/tidal volume ratio in respiratory failure. Chest. 1987 Nov;92(5):832-5



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