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りょう

Author:りょう
職業:臨床工学技士、米国呼吸療法士

アメリカ留学中の私、りょうが米国呼吸療法士に関する情報を週に1回ぐらいのペースで綴ります。

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ご意見、ご感想はいつでも歓迎です。こちらまでお気軽に。


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「あぁ〜〜うまい
ドイツのビールはうまいです。
かなり気に入りましたしかも二日酔いしにくいような。。

また新たな発見としてドイツ人はそれほどソーセージを食べないようです
普通の肉の方が好きって人も多かったし・・。
でも結構おいしいですよ。しかもでかいし・・。

さてさて、旅行話で終えたいとこですが、それだと「りょうの旅行記blog」になるのでドイツの話はまた今度で、前回の呼吸療法医学会ネタでいきましょう。

ランチョンセミナーのシップマン(Sipmann)先生のお話
「PEEP titration and lung protection :the open lung PEEP」
訳せば
「PEEPの調整と肺保護」
みたいな感じでしょう。

ちなみにシップマンと聞いて「船男?」と思った方・・・
私と同じ発想ですw

さてさて、PEEPの調整方法ってもう何年も前から議論されていて、いろんな方法がありますよね?

最大の酸素供給から求める方法、最大のコンプライアンスから求める方法、P-V loopから求める方法などなど・・・。

みなさんは一つでも試されたことがありますか

様々な方法で設定していく時に、PEEPは小さい値からスタートし、少しずつ増やしていく方法でしませんでしたか


今回の話のポイントはそこでした

少しずつ増やすのではなく、高い値から少しずつ減らしてみては

風船を膨らませる時・・・しぼむ時よりも膨らませる時の方が大変。
P-V Loop
って吸気側と呼気側が違いますよね。
これも膨らませる時の方が大変ってこと。

これらの応用として、PEEPの値は少しずつ増やすよりも、高い値から少しずつ減らす方が同じPEEPの値でも肺の拡がり方を維持できる。
これって前のアマト先生の講義でも出てましたし、ここ数年の間にアメリカのカズマレック(Kacmarek)先生がこの関係の論文を出していたような気が・・・。
いつだったかなぁ。

ちなみにこの方法、少しずつ減少させるということでdecremental PEEPって呼ばれます。日本ではあまり聞かない方法ですが、これから出てくるのではないかと予想しています

新しい就職先

「えっっ

意外な選択のようで驚かれます。

さて、質問
帰国後のりょうは就職先どこでしょうか?(笑)

1、関東の某病院
2、やっぱりアメリカに戻る。
3、某人工呼吸器メーカー
4、トヨタ


はい。正解。トヨタです。
ってそんなわけないですね
実はとても魅力的な病院にいけるチャンスもあったのですが、今回はあえて某人工呼吸器のメーカーを選びました。

「せっかくアメリカまで行ったのにもったいない〜。」
なんて思わないで下さい。

実は正直かなり迷いました。
そういった時は原点に戻る。
私の目指すものは
「日本の呼吸管理を良くしていくこと。」

そのメーカーには世界の最新情報を入手できる経路があり、全国のネットワークもある。

ということは、世界の最新の情報を一部の詳しい人だけでなく、誰もが理解できるわかりやすい言葉で全国に広げることができる可能性がある。
ということなのです。

正直いうと、現在は病院と企業の違いにとまどっています。
こんなことしたくないと思った仕事ももうすでにあります。

でも最新の情報網とネットワーク・・・これには大きな可能性がある
そして今まで経験がなかった企業から学べることも多いはずなのです。

どこまでできるわかりませんが、できる限り挑戦してみます
どうか暖かく見守って・・・・いえ、一緒にどんどん参加してください



早速、明後日から一週間ドイツへ研修に行きます。
帰ってからはあの有名なラフマン先生と関東および関西の病院をまわります。

ラフマン先生の講義はまだ聞いたことありませんが、凄まじいようです。
まだ席はあるかもしれません。
ぜひこのチャンスになんとか講義を聴いてみて下さい。
考え方が変わります
「いつかあのようになりたい

CEになって2〜3年目で初々しかった頃、あるCEがある大きな学会にて英語でペラペラと質問していました。

これにはとても衝撃的でした
「こんなCEがいるんだ。いつか自分もあのようになれたら・・」と思っていました。

もしかしたらそんなに大きな事ではないのかもしれません。
少しの英語と度胸があればできることなのかもしれません。
でもずっとそんな憧れの想いがあり、一つの目標でもありました。

今回の学会でなんとかそれを達成できてとても嬉しかったです


正直言うと、数年前まで学会など大勢の前でコメントや質問するのが苦手で、それを克服するためにそういった場所では1日に1回は質問すると決めていた頃もありました。

今では結構慣れたみたいで、前回のCE学会では2回、今回の学会では日本語で2回、英語で2回の計4回、質問またはコメントすることができました。
これからも前向きに苦手なことを克服していきたいと思います。

さてさて、前置きが長くなりましたが、今回の学会に参加できなかった方のために個人的判断ですが注目されていた話題を書いておきます。

もちろん毎回常連の「安全管理」
満員電車並みのランチョンだった「APRV」
外国人医師を招いてのランチョンもあった「HFOV」
他には「RST」「RTX」意外なところでは「血液浄化」もありました。

あとブースで面白いと思ったのが、
ちょっと噂の高級(?)加温加湿器「humiCare200」
モニタ画面付き喉頭鏡「エアウェイスコープAWS-S100」


こんな感じです。
詳細はまたぼちぼち書いていきますね



10〜20%ぐらい・・・

だと思います。

日本全体で臨床工学技士が人工呼吸管理の臨床まで把握してチーム医療に参加しているのは・・・。

おそらくそれ以外のほとんどは点検のみは行っているところでしょう。
まったくノータッチのところもまだあるかもしれません

点検のみでももちろんチーム医療に参加できます。
機械は安全に作動していると言えるし、こんなモードがあるよなんてのも言えます。
でも臨床まで理解していると、このような患者さんの状態ではこのモードでこんな設定がいいよなんてのも言えるし、このグラフィックと今の患者さんの全身状態を考えると、○○のようなアプローチ方法でいきましょうかなんてことも言えるようになるでしょう。

この2つの差は大きいですよね


ちなみに呼吸管理において、日本とアメリカの一番の違いってなんだと思いますか

それは平均点が違うのです。

個人的な感覚ではトップレベルの差というよりも平均レベルの差なのです。これってすごい重要です。

アメリカではRTという専門職がいるのでどこの病院も一定のレベルを保っています。
それに対して日本では、レベル高いところはとても高い。でも逆に情報がアップデートされず、昔ながらのふる〜い方法で人工呼吸管理されているところも多いのです。

専門職がいるのといないのではこんなに差が出るのか・・・と感じました。


私はこのアメリカと日本の差を埋めるには臨床工学技士が大きく貢献できると思っています。
実際にここ数年で臨床工学技士の関わりが増えているに従って、日本全体での人工呼吸管理のレベルも上がってきています。

でもまだ足りない。
より多くの臨床工学技士があと一歩深く臨床に関われば・・・アメリカにも負けない人工呼吸管理ができるはず。
そしてそのためには臨床工学技士が臨床へ関われる仕組みづくりが大切。

そういった考えから
「臨床工学技士のためのこの仕組みでわかる人工呼吸管理の臨床」といった無料レポートを作りました。

臨床工学技士だけでなく、他職種の方にも目を通して頂き、その病院の臨床工学技士に提案してもらえたらこれほど嬉しい事はありません。

それが日本の呼吸管理を良くする第一歩となると信じています。

RSTの可能性☆

「アメリカの呼吸療法部って理想の形でしょうか


個人的な見解ですが・・・
アメリカの呼吸療法部はかなりいいと思います
専門で教育を受けたRTが責任を持って呼吸ケアを行っています。だからどの病院も一定のレベルを保っていますね。

た〜だ、アメリカ人が気付いていない欠点が二つある。

前のCE学会でもコメントしたのですが、
1)医療コストがよりかかる。
 →RTという専門職があればその分の医療コストがかかりますね。
   
2)他のスタッフの認識低下。
 →RT以外の医療スタッフの呼吸ケアに対する認識が低くなっている。チーム医療であるはずの呼吸ケア・・・でも、RTにお任せ〜みたいな感じにも思えます。

これまた個人的な見解ですが、RSTはその運営方法によってはこれらを補える可能性があると思うんですね

ラウンドも必要ですが、それだけでなく一歩踏み込んだチーム医療。そこに大きな鍵があるような気がします。

「お〜これは最高のRSTだ
ある文献(Clinical Engineering 2008年5月号)を読んだ時の感想です。
CE以外の人にも大いに役立ちます。
明日はこの惚れこんだ施設のRSTを見学しに行ってきます


余談ですが、mixiにて呼吸管理のチーム医療に関するコミュを作りました。RSTもチーム医療の一つの形。
興味のある方はお気軽にどうぞ
「呼吸管理はチーム医療♪」

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